永遠dream
そして、次の日…………

  私の首筋には、黒い紋章のようなものがついている。

私がこれに気づいたのは、昨日レイさんが帰ったあと、鏡を見てのことだった。
きっとレイさんのいう“印”とは、このことなのだろう。

そして私はそれを見る度に昨日のことを思い出す…………。

  私は、レイさんの家の前にいる。

正直会うのにためらいはあるが、昨日襲われたばっかりなので顔を見せておきたいという思いもあった。
だから、気合を入れるためにポニーテールの位置はいつもより少し高めだ。

でも…………

いざドアの前に立つと、やっぱりノックする勇気が出なかった。

私は目の前のそれをただただ見つめていた。
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