永遠dream
②~別々の世界~
…………瞳が赫い。
「どうしたの!?」
私は彼に目線を合わせる。
「…………っ……ごめん…………!」
え?なんで、あやまっ…………
ドサッ
彼に押されて私は背中から床に倒れ込んだ。
彼の牙が私の首に深く突き刺さる。
「うっ…………った…………!」
私は痛みに耐えられなくて、気がつくとレイさんの服を引っ張っていた。
でもレイさんは、私の血を吸うのをやめない。
「ちょ…………っ!」
私はさらに手に力を込める。
血を吸う音が頭の中に響く。
ハァ…………ハァ……
息が切れる。
だんだんと痛みに慣れる。
そして、そのおかげで気づく。
前とは違って恐怖は全く感じていないことに。
レイさんが触れる、その手の優しさに。
それに気づくと、自然と体の力が抜けていった。
他のことを考える余裕まで出てきた。
あー、なんで今来たんだろう。
だから私は天井を見つめながら、そんなことをぼーっと考えていた。
私の治ったばかりの首筋にはまた新しく、吸血の証が刻み込まれた。
「どうしたの!?」
私は彼に目線を合わせる。
「…………っ……ごめん…………!」
え?なんで、あやまっ…………
ドサッ
彼に押されて私は背中から床に倒れ込んだ。
彼の牙が私の首に深く突き刺さる。
「うっ…………った…………!」
私は痛みに耐えられなくて、気がつくとレイさんの服を引っ張っていた。
でもレイさんは、私の血を吸うのをやめない。
「ちょ…………っ!」
私はさらに手に力を込める。
血を吸う音が頭の中に響く。
ハァ…………ハァ……
息が切れる。
だんだんと痛みに慣れる。
そして、そのおかげで気づく。
前とは違って恐怖は全く感じていないことに。
レイさんが触れる、その手の優しさに。
それに気づくと、自然と体の力が抜けていった。
他のことを考える余裕まで出てきた。
あー、なんで今来たんだろう。
だから私は天井を見つめながら、そんなことをぼーっと考えていた。
私の治ったばかりの首筋にはまた新しく、吸血の証が刻み込まれた。