永遠dream
  はぁ、重い。

スーパーからの帰り道、私は重い袋を両手に町中を歩いていた。

今日もだめだったなぁ。

今日はみんながよく行くというドーナツ屋さんに誘った。
でも、やっぱり断られた。

 「あいつバカじゃないの?」

聞き覚えのある声。

慌てて探すと2~3人前にやっぱりいた。

今日、用事があるはずの4人。

ドーナツ片手に歩いている。

あまりにも大声なので話の内容がダダ漏れだ。

 「何回誘われても行くわけないじゃん?ほんっとバカ!」

めぐが、笑いながらそう言った。

私のこと?

 「いや、だからいいんだよ。」

ほずはそう言うとクスッと笑った。

 「なぜデスカー?」

ナツが興味本位で聞く。

「そんなの決まってるじゃない、もしもの時に利用価値があるからよ。」

ほずがそう答えると、めぐがそれに付け足した。

「確かに!掃除もさぼれるしね!」

あぁなんだ、そういうこと。


  全部わかるとなんだかスッキリした。
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