永遠dream

⑤~二人の世界~

  どれだけ長い間独りでいても、やっぱり寂しいものは寂しい。
暗くて、寂しくて、苦しい。

涙は次から次へとこぼれ落ちてくる。
そんな中、突然周りの空気が温かくなった。

レイさんが私をそっと抱き寄せたのだ。

お願い、私を独りにしないで!

そう思いながら私はレイさんの手にすがった。
レイさんはすべてわかったように、私の震える手を包み込んだ。

そっか、この人も独りの辛さを知ってる。

その事実は妙な安心感に変わった。
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