永遠dream
        ピーンポーン

突然インターホンが鳴る。

…………レイさん?

いつもはノックなのになんでだろ?

やっぱり昨日のことがあったから?

私はとにかくドアを開けた。

  ドアの前に立っていたのは、見たことがない2人だった。
結構な美形だ。

…………誰?

こんな人気のないところまでわざわざ来るなんて。

 「そのように、無防備にドアを開けないでいただきたい。」

…………わけわかんない。

私、この人知らないんだけど。

なんで急にそんな事を…………?

「…………どちらさま?」

2人は顔を見合わせた。

…………?

女の子が口を開く。

「私は、夕月 可憐です。」

え…………えぇ!?

生徒会長!?

 「そして私は彼女の側近の夜神 徹と申します。あのとき、挨拶が遅れて申し訳ございませんでした。」

あの、徹って呼ばれてた…………

今日は三つ編みも七三分けも眼鏡もない。

唯一あの2人だとわかる手がかりは声だけだった。
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