永遠dream
第4章
①~彼らの正体~
「全然…………雰囲気が違うね。」
でも違うのは見た目だけじゃない。
あの時と、態度がまるで違う。
「先日の、数々の無礼をお許しください。」
そう言うと、夜神さんが私の前に跪いて頭を下げた。
そんな…………急に謝られても困る。
しかも心当たりはまるで無い。
「…………えと、何のことですか?」
「私達は先日、あなた様の身分を存じておりませぬゆえ、あなた様にひどい仕打ちを致しました。どうか、お許しくださいませ。」
夕月さんもそれに続いて話し、同様にした。
「ちょっと、お二人とも顔を上げてください!あと、“あなた様”ってゆうのやめてください!」
私は慌てて言った。
いくら誰にも見られてないとはいえこの状況はおかしいでしょ。
私は顔を上げたもののいつまでも跪いたままの2人に申し訳なくなって、その場にしゃがみこんだ。
「…………どういうことですか?」
夜神さんが私の行動に少し驚いた後、説明してくれた。
「その後、萌々様に私共の正体を明かす許可をとるため長を訪ねたところ長に萌々様のお話を伺いました。」
「はぁ。」
私は呆気に取られて曖昧に返事をした。
“様”をやめて欲しかったんだけど…………
そのことについてわたしはもう諦めることにした。
どうゆうことだろう。
この話によると、その“会長”は私のことを知っている。
なんで…………?
それに私の話って何?
私が考えに耽っていると、夜神さんが口を開いた。
「そしてこの度は、私共のことをお話に参りました。」
はぁ…………うん…………?
「あなた達の…………」
私がポツリと呟くと、夕月さんが声を潜めて話しだした。
それだけ重要な秘密なのだろう。
「改めまして、私達は『組織クロユリ』の枠外、OriginalとEntourage、ヴァンパイアハンターです。」
嫌な予想は的中した。
この人たちはレイさんの敵…………
「…………はい。」
私は目を閉じてそう言った。
そういうことしか出来なかった。
「これ、私達の電話番号です。何かあったらご連絡願いします。それともうひとつ、貴女に預かっていただきたいものがあります。徹。」
夕月さんが声をかけると、夜神さんが持っていたケースを開けた。
入っていたのは純白を纏った銃だった。
でも違うのは見た目だけじゃない。
あの時と、態度がまるで違う。
「先日の、数々の無礼をお許しください。」
そう言うと、夜神さんが私の前に跪いて頭を下げた。
そんな…………急に謝られても困る。
しかも心当たりはまるで無い。
「…………えと、何のことですか?」
「私達は先日、あなた様の身分を存じておりませぬゆえ、あなた様にひどい仕打ちを致しました。どうか、お許しくださいませ。」
夕月さんもそれに続いて話し、同様にした。
「ちょっと、お二人とも顔を上げてください!あと、“あなた様”ってゆうのやめてください!」
私は慌てて言った。
いくら誰にも見られてないとはいえこの状況はおかしいでしょ。
私は顔を上げたもののいつまでも跪いたままの2人に申し訳なくなって、その場にしゃがみこんだ。
「…………どういうことですか?」
夜神さんが私の行動に少し驚いた後、説明してくれた。
「その後、萌々様に私共の正体を明かす許可をとるため長を訪ねたところ長に萌々様のお話を伺いました。」
「はぁ。」
私は呆気に取られて曖昧に返事をした。
“様”をやめて欲しかったんだけど…………
そのことについてわたしはもう諦めることにした。
どうゆうことだろう。
この話によると、その“会長”は私のことを知っている。
なんで…………?
それに私の話って何?
私が考えに耽っていると、夜神さんが口を開いた。
「そしてこの度は、私共のことをお話に参りました。」
はぁ…………うん…………?
「あなた達の…………」
私がポツリと呟くと、夕月さんが声を潜めて話しだした。
それだけ重要な秘密なのだろう。
「改めまして、私達は『組織クロユリ』の枠外、OriginalとEntourage、ヴァンパイアハンターです。」
嫌な予想は的中した。
この人たちはレイさんの敵…………
「…………はい。」
私は目を閉じてそう言った。
そういうことしか出来なかった。
「これ、私達の電話番号です。何かあったらご連絡願いします。それともうひとつ、貴女に預かっていただきたいものがあります。徹。」
夕月さんが声をかけると、夜神さんが持っていたケースを開けた。
入っていたのは純白を纏った銃だった。