永遠dream
③~気配の正体~
レイさんが鍵を占める。
「――吸って?」
そう言ってレイさんを見ると、彼の顔はもう目の前にあった。
レイさんが私の首筋に牙を当てる。
「っ…………!」
痛い。
でも怖くはない。
それどころか、首筋にレイさんの吐息が当たるたびに私の心臓は跳ねた。
痛い…………けれど落ち着く。
牙が私から離れる。
レイさんは口元についた血を舐めた後、不思議そうに私を見て言った。
「最近、ふらつかないね。」
「あ・・・・・・うん。」
私はとっさにそう言った。
その通りだった。
これは私も疑問に思っていたところだ。
このごろは、最初みたいに目眩がすることもなく、走っても全然平気なのだ。
なんでだろう。
私は、レイさんが血を吸う量を調節してくれているだと思っていた。
だけど、彼の様子から察するにそんなことはないのだろう。
…………慣れたのかな?
でも最初に血を吸われた時、私は気を失いかけた。
それ程の量を毎回吸われて本当に慣れるものなのだろうか。
「――吸って?」
そう言ってレイさんを見ると、彼の顔はもう目の前にあった。
レイさんが私の首筋に牙を当てる。
「っ…………!」
痛い。
でも怖くはない。
それどころか、首筋にレイさんの吐息が当たるたびに私の心臓は跳ねた。
痛い…………けれど落ち着く。
牙が私から離れる。
レイさんは口元についた血を舐めた後、不思議そうに私を見て言った。
「最近、ふらつかないね。」
「あ・・・・・・うん。」
私はとっさにそう言った。
その通りだった。
これは私も疑問に思っていたところだ。
このごろは、最初みたいに目眩がすることもなく、走っても全然平気なのだ。
なんでだろう。
私は、レイさんが血を吸う量を調節してくれているだと思っていた。
だけど、彼の様子から察するにそんなことはないのだろう。
…………慣れたのかな?
でも最初に血を吸われた時、私は気を失いかけた。
それ程の量を毎回吸われて本当に慣れるものなのだろうか。