永遠dream
第5章
①~高い声~
「キャーーー!!」
耳が潰れるほどの黄色い声援。
ここほんとに私が通ってる学校だよね……?
一体何があったのだろう。
私は疑問を抱きながら校門を通過した。
少し進むと声が大きくなり、人だかりが見えてきた。
目の前の光景に首をかしげていると、いきなり声をかけられた。
「イケメンくんがいるらしいデスヨー! 」
ナツだ。
「うちも見てくるネー!」
ナツは私に眩しい笑顔を向けると人だかりにまぎれていった。
……行っちゃった。
学校にイケメン?
どういうことだろう。
転入生かなぁ。
…………それにしても多いなぁ。
学校行事をまだ経験していない私は、この学校の人数の多さに驚いた。
女子だけでこんなになるのなら男子も入れたらもっとすごいことになるんだろうな。
あー通りたくない。
でも、教室に続く廊下はここしかないのだから通らないわけにはいかない。
仕方なく人の壁を縫って進んでいると、転入生らしき人物が視界に入った。
え…………!?
私はその姿に驚き、息をするのを忘れかけた。
茶色の髪にメガネをかけ制服を着ているが、その姿は紛れもなくその人だった。
レイさん…………!
なんで………………?
私がその場に立ちすくんでいると、レイさんと目が合った。
私に気づいたレイさんは片手を上げて口を開いた。
「萌々!」
さっきまで高い声が響いていた廊下は一瞬にして静まり返った。
レイさんのまわりを囲っていた人たちがいっせいに私を見る。
たくさんの目に寒気がした。
「ちょっと来て!」
私はレイさんに近づき袖を引っ張ると、たくさんの視線に押しつぶされそうになりながら廊下を歩いた。
耳が潰れるほどの黄色い声援。
ここほんとに私が通ってる学校だよね……?
一体何があったのだろう。
私は疑問を抱きながら校門を通過した。
少し進むと声が大きくなり、人だかりが見えてきた。
目の前の光景に首をかしげていると、いきなり声をかけられた。
「イケメンくんがいるらしいデスヨー! 」
ナツだ。
「うちも見てくるネー!」
ナツは私に眩しい笑顔を向けると人だかりにまぎれていった。
……行っちゃった。
学校にイケメン?
どういうことだろう。
転入生かなぁ。
…………それにしても多いなぁ。
学校行事をまだ経験していない私は、この学校の人数の多さに驚いた。
女子だけでこんなになるのなら男子も入れたらもっとすごいことになるんだろうな。
あー通りたくない。
でも、教室に続く廊下はここしかないのだから通らないわけにはいかない。
仕方なく人の壁を縫って進んでいると、転入生らしき人物が視界に入った。
え…………!?
私はその姿に驚き、息をするのを忘れかけた。
茶色の髪にメガネをかけ制服を着ているが、その姿は紛れもなくその人だった。
レイさん…………!
なんで………………?
私がその場に立ちすくんでいると、レイさんと目が合った。
私に気づいたレイさんは片手を上げて口を開いた。
「萌々!」
さっきまで高い声が響いていた廊下は一瞬にして静まり返った。
レイさんのまわりを囲っていた人たちがいっせいに私を見る。
たくさんの目に寒気がした。
「ちょっと来て!」
私はレイさんに近づき袖を引っ張ると、たくさんの視線に押しつぶされそうになりながら廊下を歩いた。