永遠dream
私は廊下を曲がってすぐ近くの明かりのついていない教室に入りドアを閉めると、レイさんに質問をした。

「なんでここにいるの!??」

 「今は転入生としてこの学校にいる。」

こうなる事を予想していたのかレイさんは冷静に答えた。

「は…………?」

私はまだ、気が動転したままだ。

 「言うの、遅くなってごめん。」

私は少し落ち着きを取り戻す。

「……うん。でもなんで?」

 「ちょっと調べたいことがあったんだ。そのままよりこの姿の方が都合がいい。」

調べたいこと、か…………

予想はすぐについた。

おそらく生徒会の事だろう。

でも、口には出さないことにした。
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