永遠dream

⑥~消えた声~

次の日、私は教室のドアの前にいた。

ほず達と顔を合わせるの気まずいなぁ。

でもだからと言って授業を受けないわけにもいかない。

昨日、午後の授業サボっちゃったしね…………

勇気を出してドアを開ける。

途端に賑やかだったはずの教室が静まり返った。

あちこちから目線を感じる。
けれど誰とも目が合わない。

そっとほずの様子を伺うと、口元に笑みが浮かんでいるのがみえた。

心の片隅にあった予感が的中した。

「………………ふっ。」

私は笑い声を漏らす。

あまりにも漫画やドラマで見たままで…………

そして、目頭が熱くなる。

……っ……だめ、泣いちゃだめ……絶対…………!

こんなことに、屈したくない。
私は必死に涙をこらえた。
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