永遠dream
 私は風に身を任せるようにして、わざと姿勢を崩した。

目の前に広がる青空が私を嘲笑う。

下からの痛いほどの風が私を飲み込んだ。

不思議と恐怖はなかった。

あぁ、これでやっと……楽になれる…………

もう何かを失うこともなくなる。

そして、そっと目を閉じる。

次の瞬間、私の体に大きな衝撃が走った。

でもそこまで痛くはない。

急いで目を開けると、そこには萌々がいた。

神様は非情だ。

私は、死ぬことすら許されない…………

悔しくて涙が出た。

そこから……おかしくなったのだろう。

勝手に心が声になる。

「みんな……みんな離れてく…………!」

友達が背を向けた瞬間が思い出された。

「私に生きてる価値なんてない…………っ!」

自分で言っておきながら、その言葉が重くて歯を食いしばる。

本当はわかってた。

すべて私のせい。

バチが当たったのだ。
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