永遠dream
 私は今日はレイと長話することなく家に入りその場に座り込んだ。

というか今になって腰が抜けた。

…………私は、何をした………………?

さっきのことを思い出す。

とりあえず助けなきゃ、って。

それで…………走って……走ったらすぐに校舎の下について…………

頭は追いつかないが、すべてを鮮明に思い出せる。

そのあと私が…………ものすごく冷静に行動したことも。

あのとき私は、自分の手と地面の間の長さが1mちょっとしかないことに気づき、このままでは受け止めたときの衝撃でほずが怪我をすると悟った。

だからそこから高く……高く飛んでほずを受け止めた。

そして私が着地をすることによって衝撃を和らげた。

ほずは無傷だった。

あの高さから落ちてくる人を、私はなぜか“受け止めることが出来る”と思った。

ジャンプだってあんな高さまで飛んだのは生まれて初めてだ。

何故…………?

たくさんの疑問を抱えたまま、私は眠りについた。
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