永遠dream
  次の日、私は帰り支度をしていた。

そろそろ帰らないと……甘えてばかりじゃいられない。

「お母さん、ありがとう。」

昨日今日のことだけじゃなくって…………今までずっとありがとう。

 「萌々。貴女はまだ人間よ。下手な刺激を与えない限り能力はあらわれない。貴女がハンターの力を望むことがあれば、その時は言って?あなたにかけた魔法を解いてあげるわ。」

「…………うん。」

 「今回は北海道は危険だから呼ばなかったけど、またいつかこちらに来ることがあったらその時は北海道の街を一緒に歩きましょうね。」

 「萌々…………決して負けないで。」

「うん…………!」

私は精いっぱい笑った。
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