大好きな浮気彼氏から卒業します。~加筆修正中p79まで~


「それで、理子は当たり前だけど行くんでしょ?」


そう、そうなんだけど…


あの大好きな瞬君に誘われたんだからもちろん滅茶苦茶嬉しい…なのに…


「分かんないだよね
 私の気持ちも、瞬君の気持ちも…」


分からなくなっちゃたんだ…


瞬君だって初めてあんな風に言ってくれたけど気まぐれかもしれない


私だって瞬君という彼氏がいるのに悟君に告白されてドキッとして手を握られてもすぐに振り払えなかった


それなのにその後瞬君からキスされて拒否なんて出来ずに素直に受け入れている私がいた





だから、本当の自分の気持ちがわからなくなったんだよね…




「ふ〜ん。そうかな?
 私はそうは思わないよ
 もう理子の中で答えは出てるよ」



どういうこと?


だって二人にドキドキしちゃたんだよ?どっちの気持ちも振り切れなっかったんだよ?



だって本当に拒否しようとするならあの時すぐ悟君の手を振り払えたはずだもん





「え、だって今考えて頭に先に浮かぶ方じ
 ゃないの?
 それに神田瞬にデートに誘われてすっご
 く嬉しそうにしてんだもん
 だから、もう自分でも気づいてんじゃな
 い?」


< 57 / 70 >

この作品をシェア

pagetop