その手に錠をはめるまで
そうやって考える自分に嫌気がさしつつも、ずっとそうやって思い悩んでしまうのはもう癖といっても過言ではない。
こういう時、雨さえいてくれればこんな思いも吹っ切れるのに。
いつからだったっけ、こうやって雨ばかりを頼るようになったのは。
雨といるとあたしの汚い心を全てさらけ出せて、さらけ出せた分だけ綺麗になれる気がするんだ。
汚いものは最後まで汚いはずなのに、あたしはそれを認めたくなくて一縷の望みにでも縋り付いてしまう。
雨、雨、雨。
今あなたがいないとあたしはおかしくなってしまう。
依存と言われても、ただのお荷物だと言われてもかまわない。
周りなんて気にできないほどあたしは・・・・・・。
もう、雨に縋りつくほか方法がないんだ・・・・・・。