強引なキスで酔わせて【完結】~二人のその後 更新中
桐島部長はそのまま何も言わず、オフィスの中へ私を通した。
ミーティングブースの椅子に腰掛けさせ、どこかに行ってしまった。
一人にされたオフィスに、さらに孤独感が襲う。
と、桐島部長がコーヒーカップを片手に戻って来た。
「飲め。温まる。」
差し出されたコーヒーカップを受け取り、ゆっくりと口を付ける。
桐島部長は何も言わず、自席に座り、仕事を始めた。
どういして良いかわからず、コーヒーカップを握り締め、パソコンに向かう桐島部長の顔を眺めてた。
数十分後、パソコンのシャットダウンの音が聞こえ、部長が鞄を手に立ち上がった。
どうして良いかわからず、私も立ち上がり、桐島部長の顔を窺う。
「ウチ、来るか?」
「え?」
「行くとこないんじゃないのか?」
「・・・・・」
「幼馴染と帰ったんじゃないのか?なのに、どうして社に戻ってきた?」
「どうしてそのこと・・・?見てたんですか?」
「見てたわけじゃない。ただ、見えただけだ。保護者が迎えに来てたのが。」
桐島部長は意地悪にも奏汰のことを〈保護者〉と言った。
「なのに、どうして戻って来た?お前、アイツのことが好きなんじゃないのか?」
「え・・・?」
桐島部長に核心を突かれ、躊躇う。
「違うのか?」
射抜かれるように見詰められ、それ以上何も言えなくなる。
「まぁ、良い。で、俺んちに来るのか?」
ミーティングブースの椅子に腰掛けさせ、どこかに行ってしまった。
一人にされたオフィスに、さらに孤独感が襲う。
と、桐島部長がコーヒーカップを片手に戻って来た。
「飲め。温まる。」
差し出されたコーヒーカップを受け取り、ゆっくりと口を付ける。
桐島部長は何も言わず、自席に座り、仕事を始めた。
どういして良いかわからず、コーヒーカップを握り締め、パソコンに向かう桐島部長の顔を眺めてた。
数十分後、パソコンのシャットダウンの音が聞こえ、部長が鞄を手に立ち上がった。
どうして良いかわからず、私も立ち上がり、桐島部長の顔を窺う。
「ウチ、来るか?」
「え?」
「行くとこないんじゃないのか?」
「・・・・・」
「幼馴染と帰ったんじゃないのか?なのに、どうして社に戻ってきた?」
「どうしてそのこと・・・?見てたんですか?」
「見てたわけじゃない。ただ、見えただけだ。保護者が迎えに来てたのが。」
桐島部長は意地悪にも奏汰のことを〈保護者〉と言った。
「なのに、どうして戻って来た?お前、アイツのことが好きなんじゃないのか?」
「え・・・?」
桐島部長に核心を突かれ、躊躇う。
「違うのか?」
射抜かれるように見詰められ、それ以上何も言えなくなる。
「まぁ、良い。で、俺んちに来るのか?」