年下の彼♪



「ごめんなさい!」


何も考えずに、逃げた私。


ちょうど、電車が来た。


ラッキ~☆


そう思って、乗った。


律儀クンのことは、忘れていた。


ただ、『年下』という言葉だけが残っていた。


・・・・・・・・・・・・・・・・



「悪いことしたわね~」


放課後、緋那に言ったらそう言われた。


「その年下クン?にきちんと断ったの?」


「・・・あんまり、覚えていない」


正直そうだ。
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