年下の彼♪


「う~ん。まぁ」


いつもの緋那なら、ダメと言ってきそうだったのに。


「年下も良いんじゃないの?」


見上げてくる。


「過去になにかあったか、聞かないけどさ」


過去。


その言葉に、どきんとする。


「もし、だめなら。それで良いんじゃないの」


珍しいな。


ありがとう。


そんな気持ちを込めて、微笑んだ。


「それより・・・」


ちらりと、緋那が食べている物を見る。


「何、食べているの?」


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