年下の彼♪
「生きている、資格がない。そう思った」
それ以上は言えない。
「はい。これでおしまい」
明るく笑う。
「速水クンは、私のことどう思っているかまったくわからないんだ」
「確かに、好かれていると思う」
じっくりと答えを出す。
「でもそれって、憧れとかそーゆーものではないかと思う」
昔の自分のように・・・。
「よく、年頃の男の子って年上の女に憧れる傾向があるでしょう」
確かに、そう。
「もしかしたら、速水クンもそうではないのかと思う」