年下の彼♪



「生きている、資格がない。そう思った」


それ以上は言えない。


「はい。これでおしまい」


明るく笑う。


「速水クンは、私のことどう思っているかまったくわからないんだ」


「確かに、好かれていると思う」


じっくりと答えを出す。


「でもそれって、憧れとかそーゆーものではないかと思う」


昔の自分のように・・・。


「よく、年頃の男の子って年上の女に憧れる傾向があるでしょう」


確かに、そう。


「もしかしたら、速水クンもそうではないのかと思う」


< 47 / 81 >

この作品をシェア

pagetop