年下の彼♪



「・・・兄です」


「は」


「兄なんです」


確かに、雰囲気とか似ていなくもないが。


はっきり言って、恋人に見えた。


そんな気持ちに気が付いたのか、微笑んだ。


今しかないのかな?


もし、この話を聞いても好き、と言ってくれるのならば。


「似ていないでしょう?」


そう微笑まれると、何とも言えなくなる。


「当たり前なんです。私と兄、血がつながっていないんです」


衝撃の告白。


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