年下の彼♪
「あ。お兄さん」
兄はそのとき、あまり話したことがなくて正直怖い人だと思っていた。
兄は、笑顔を浮かべている。
どうしたのだろう?
そう思った。
「おはよう。沙羅」
低い声で囁く。
「どうしますか?ご飯にします?それともパンで?」
いろいろとやりながら聞いた。
後ろで何か呟いていたが、聞こえなかった。
「沙羅・・・」
何の用意があるのかわからなかった。
だから、何。
そう言おうとした。