年下の彼♪
速水クンには、全て話した。
「おかしいよね?弟と禁断な関係を持つなんて」
泣き笑いながら、言う沙羅。
「おかしいではないか?ふつー兄に対しての感情がないのか」
「気が付かない私が悪かった。今でもそう思っている」
「兄にいまでは告白されるのか」
小さく頷いた。
「あんなことされたのは、あれ以来だよ」
しんみりとした空気。
「では、年下に対して」
「冬斗みたいな、年下を見ていると罪悪感でいっぱいになる。私が悪い。」
何て言ったらいいのか正直わからない。