年下の彼♪



「僕は、沙羅さんが好き。ずっとずっと前から」


その言葉に、胸がきつしめられそうになった。


それでも・・・


「ごめん。無理」


「年下だから?」


「そう」


その声が少し怒ったように聞こえた。


気まずいから、逃げようとした。


このぬくもりがずっと欲しい。


それでも・・・


「潤クン・・・」


そう言うと、一瞬腕の力が弱まった。


その隙に、逃げようとした。


・・・しかし、逃げられなかった。




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