mariage~酒と肴、それから恋~《3》
突然名前を呼ばれてバッと振り返る。
コンビニから出てきたスーツ姿の男の人が私をガン見している。
「やっぱり!皐月だ」
懐かしそうな笑顔が私に向けられた。
疲れ目をパチパチさせて、私も彼をガン見した。
まさに走馬灯。ドバッと記憶が蘇って、
「三井くん?!」
思わず大声で名前を呼んでしまった。
三井くんは、大学生時代の元カレだ。
さっとハイボール缶を隠すも、「もう遅いし」と笑われた。
諦めて缶を持ち直し、袋に入ったもう1缶を取り出す。
「良ければ一本どう?」
「さんきゅー」
三井くんは、大学時代の同級生で、フットサルしてて、モテていて、憧れの人だった。
よく練習見に行ったなぁ~、懐かしい思い出。
運良く付き合えたけど、モテる彼の周りに集まる華やかな女子たちに引け目ばっか感じてた。
そんな彼とこんな時間にこんな所で再会するなんて。
コンビニの前で一緒にハイボール飲むなんて。
さりげなく左手薬指をチェック。指輪はしてない。
コンビニから出てきたスーツ姿の男の人が私をガン見している。
「やっぱり!皐月だ」
懐かしそうな笑顔が私に向けられた。
疲れ目をパチパチさせて、私も彼をガン見した。
まさに走馬灯。ドバッと記憶が蘇って、
「三井くん?!」
思わず大声で名前を呼んでしまった。
三井くんは、大学生時代の元カレだ。
さっとハイボール缶を隠すも、「もう遅いし」と笑われた。
諦めて缶を持ち直し、袋に入ったもう1缶を取り出す。
「良ければ一本どう?」
「さんきゅー」
三井くんは、大学時代の同級生で、フットサルしてて、モテていて、憧れの人だった。
よく練習見に行ったなぁ~、懐かしい思い出。
運良く付き合えたけど、モテる彼の周りに集まる華やかな女子たちに引け目ばっか感じてた。
そんな彼とこんな時間にこんな所で再会するなんて。
コンビニの前で一緒にハイボール飲むなんて。
さりげなく左手薬指をチェック。指輪はしてない。