大好きと言わせて!!2
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「と、いう事が昨日ありまして……。」
チラッと春樹君を確認すると、あからさまに呆れたといった顔をしている。
「…………。お前今どき、成人したフツーの大学生が本一冊で20キロも自転車こぐか?言っとくが、こがねーからな?」
「はい……。」
今日は日曜。
春樹くんも今日は仕事がお休みのため、家でまったりデートの最中。
その流れで、春樹君がいきなりソファーに私を押し倒したところから、今に至る。
「……で。だから、筋肉痛で身体中が痛いと。」
春樹君が、頬杖をつきながら機嫌悪そうに言う。
ひ、ひーーーー!!そりゃそうだよね……。と、当然の反応だ……。
だって、、たぶんキスしようとして?押し倒したんだよね?
それなのに、彼女に女子らしからぬ悲鳴をあげられて……しかもなにかと思いきや出た言葉が
『股関節死ぬ!!』
だからね……。
申し訳なさそうに、ソファーに座る春樹君の前に正座して
、顔を見上げる。
「ごめんね?春樹君。」
あと、ちょっとだけ、きゅるんっとした感じで目を潤ませてみる。
ど、どうだ……。
すると、春樹君もあんまりおこったようすではなくなる。