大好きと言わせて!!2
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「あれ?おっかしいなー。」
春樹君と来たスーパーの台所コーナーで包丁探していたけど、何故か見つからない。
「本当にスーパーなんかに売ってあるのか?」
疑わしそうな顔で、刃物はそれ専門の店でちゃんとしたやつを買おう?と言ってくる春樹君をシカトしながら棚を見つめる。
「あった……!!」
やっとこさ見つけた包丁を手にとり、かごに入れる。
そのまま、春樹君に視線をうつし、ブスッとしてみた。
「もとはといえば、春樹君がそーゆー道具揃えてないからだよ??」
そう、ことの発端はというと。一時間前に春樹君の家だった。
夕方も近くなり、私と春樹君でお鍋の準備をしようとした。
けれど、春樹君の家には見事に台所グッズが揃ってなくて……
本当にあきれたけど……
まあ、、よく考えなくても、この人が家事とか出来そうには見えないよね……。と、心のなかで納得。
でも、流石に包丁とまな板は買わないと!ってことで
近くの大型スーパーまでやって来たのだ。