ああ、初めまして。
memory:0.5
騒がしい。
うるさい。
あまりの騒がしさに、眉間にしわが寄る。
そして、次第に開かれる瞼。
だけど、眩しすぎる慣れない光に目を閉じる。
「瞼がピクピクしてるわっ!!!!!」
「い、医者だ!
ナースコールを呼べって!!!」
「ゆ、指も、動いてる!!!」
指?
確かに右手は温かい何かがある。
私は手を動かしてるつもり、だったのに。
それに、瞼も開けきれてなかったんだ。
私が思ってた行動が取れてなかったことに、
すこしイラつきに似た何かが
私をムキにさせる。
目を開いてやる。
そう思い込み瞼に
全部の神経と力を使うかのように集中する。