イケメンは危険です。



席についた私達を見てから先生は連絡事項を話し始めた。


あ〜顔の熱が冷めない〜!


クラスメイトに笑われたせいか、なかなか熱が引いてくれなかった。


両手で頬を挟めながら冷ましていると、


ガラッ!


「…遅れました」


教室のドアがいきなり開いてシーンとなる中、堂々と前から入ってきた男

神崎 楓 ( カンザキ カエデ )

背が高めで顔がすごく整っている、いわゆるイケメン。
いつも気だるそうな感じが女子の中ではクールらしい。


今も、やる気のなさそうな感じで入ってきた神崎をみて女子たちがソワソワしてる


「お前なぁ、もうちょっと早く来れんのか」


先生が眉を潜めていう。


「俺、めっちゃ朝弱いんっすよ…。
だから許してください」


「先生もそんな言葉で片付けたいよ…
ま、いいから早く席につけ」


「あんがと先生」


先生甘いな〜なんて思いながらそんなやりとりを見ていた。


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