イケメンは危険です。
ゆっくりと、すごく眠たそうに席を目指す神崎に女子の視線が集まる。
私もそれに合わせて何となく観察してみる。
なんでこんなにイケメンってモテるんだろうな〜
そんな解けるはずもない謎が頭の中にでてくる。
ま!私とは一生縁がない人種だけど!
イケメンより平凡で優しい人と付き合いたいな〜
なんて考えてると、
横を通り過ぎようとしていた神崎くんと目が合った。
えっ……
驚いた私は口を開いたまま固まってしまった。
そんな私をみてなのか、
神崎くんはフッと微笑んで通り過ぎていった。
……え、え!え?!なに今の?!!目が合った?!!
てか、笑われた?!!