イケメンは危険です。
え、もしかして私バカにされた?
不細工な顔してみてんな〜とか?!
自分の顔が整ってるからって、
むっかつく〜!!!
笑われたことに腹が立って、先生の話なんて1ミリも頭に入ってこなかった。
HRが終わってもなおイライラが収まらなくて、唇をとんがらせていると泉が不思議そうな顔で近づいてきた。
「美琴?すごい顔になってるよ?」
「聞いて、泉!!」
「な、なに?!」
バンっと机を叩いた私にびくりと体を動かした泉に申し訳ないけど、
それどころじゃない!!
「さっき、アイツに顔みて笑われたの!バカにしたような笑みでフッて!!」
「アイツって神崎くんのこと??」
「そう!!自分がイケメンだからって舐めとんのか!」