★ONE☆HEART★・。*゚.
少し俯いた先輩は、小さく咳払いした
「もう、帰ったかと思った…」
「え?」
「いや、その…
鞄、とりにいこっか」
茜は、鞄を教室に置いたままのことを思いだした
「あ、忘れてました」
茜は首元を触って首をひねった
「…///」
なんだか、今日は落ち着かない。
先輩がラフな格好で一段と格好いいし、なんだか今日は、甘えたい気分なような……
鞄をとって、学校を出るとポツポツと雨が降ってきた
「最悪…ι」
最初は良かったんだけど、だんだん雨は激しくなる一方…
しまいにはバケツをひっくり返したみたいな雨が降ってきて、
二人ともびしょ濡れになった。