★ONE☆HEART★・。*゚.
「…少しは、暖まった?」
「はい、
先輩がこんなことするから、
余計に暑くなりましたよ」
「嫌だった?」
「嫌だなんてそんな!」
はっとまた、視線がぶつかった
今度は視線をそらさないで
「嫌だって思ってた」
「え…?」
「俺、一つ上だから、
茜ちゃんがよくなるまで、先輩として待たなきゃいけないっていっつも思って
だから、
ずっとこーゆーこと、
したかった」
‘こーゆーこと’
私たちの今の状況を再度確認して恥ずかしくなる
だけど、先輩の本音が聞けて、すごい幸せな気分だった。
…………
「じゃあ」
私の家まで送ってもらって、私たちはマンションの下で別れた。