★ONE☆HEART★・。*゚.
一瞬会いに来てくれた?
とか思ったけどそうでもなさそう。
ただの移動教室みたいだ
一階の廊下で、不自然に見つめあう二人は、とても分かりやすいらしく
「もしかして、茜の彼氏さんですか?!」
赤くなって頷いた先輩を見て、興味深々な二人がじろじろと先輩を見た
「えと…鈴木先輩…」
申し訳ないと、躊躇いがちに私が声をかける
「ん?」
先輩は、優しく私の目を見た
「いや、何でもないです!」
赤くなって俯いた私を、二人は面白がる
先輩は、きっと迷惑がってるんだろうな…
少し落ち込んだ私は、
「すいません…」
とだけ言ってその場を後にした。