歌で想いを…
「全国大会出場が決まって、それに向けて練習して
ついに大会前日に迫った日…突然、仁が顔をだしたんだ。
気にせず、練習してくれ。というから俺は、練習を再開させたんだが…」
「……いきなり、俺の兄貴…仁が余計な一言を言ったんだよ。
お前の歌は、そんなものか?そんなんじゃ大会でお前の歌を聞かされる奴が可哀想だ。
ってな
そんな言葉を実の兄貴から言われた俺は、翌日の大会で力が出せず、全国大会1回戦負けという情けない成績をだし、大会終了後、初めての練習に参加する前に退部届を提出した。」
「「…………………………っ!!!!」」
その場にいた中尾以外の全員が息をのんだ…
そんな中、最初に口をひらいたのは中尾だった。