保健室の先生と私。
帰ってくる高校生は、私以外誰も居ない。
だから通りすがりの人には、不思議がられるような顔で見られる。
まぁー気にしないし、慣れた。
気を紛らわせるためにももう少し空を見ていたかったけれど。
どんなにダラダラと通学路を歩いても、家にすぐ着いてしまう距離。
「ただいま。」
「お帰り~!ご飯出来てるわよ~!」
「ごめん……今日はいいや。」
それだけを伝えると、階段を上がって部屋に直行。
ベットに勢いよく倒れる。
「由花と先生どうなったかな……」
さっきの出来事が、頭をぐるぐるさせる。