保健室の先生と私。



「お料理が来るまで少々お待ちください。」



待ってる今がチャンスかもしれない。



「小川さん…」



「ん?何?」



「昨日の放課後って本当に部活してた?」



放課後に反応してるのか、表情が険しくなってきた。



知ってることが、やっぱりマズイのかな…。



「急にどうしたの?部活して友達と帰ってったけど。」



「そう…だよね…」



どうして誤魔化すんだろう。



「でも私に隠して先生と何かしてたんでしょ?誤魔化さないでよ。」



「それ…誰に聞いたの?」



普通にしてても大きいのに、もっと目が見開いてる。



「山田先生。」
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