保健室の先生と私。



「山田先生…からー!?」



思わず慌てて、テンパりながらも急いで出る。



「…もしもし!」



冷静になれ、梨々華。



「フッ、どうせ俺の名前に動揺したんだろ?出るのおせーよ。」



明らかに分かられてる…。


だって先生が突然!突然よ!?


電話をかけてくるもんだから、心の準備が遅れるっていうか……。



「先生こそ夜に電話なんて、どうしたんですか?」

「ん?ただ梨々華の声が聞きたくなってね」



優しい声のトーンに声だけでも、ドキドキさせられる。


しかも。その理由を素直に言うなんて先生可愛いよ…。


私を殺す気ですか?!


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