保健室の先生と私。
「俺…?」
先生もびっくりした表情。
これは……不味いことを言っちゃった気がする。
「いや…あの……、今のは忘れてください!!」
恥ずかしくて私は鞄へと視線を変えた。
あぁ、恥ずかしい…!
穴があったら入ってしまいたいほどだ。
ドンッ──。
「俺のこと、もしかして興味出てきた?」
「いや…あの…ち、近いです……っっ!」
山田先生に壁ドンをされた。
真剣なその瞳に吸い込まれていきそう。
「梨々華ちゃん。顔真っ赤だね」
「誰だって!こんなに近ければ恥ずかしいですよ……」
よく、先生は真っ赤にならないな。