保健室の先生と私。



先生は子供が羨ましいかもしれない。



でも私にとっては、真逆で大人になりたい。



もし私が大人で先生くらいの歳だったら、もっと近くで傍に居れたかもしれないから。



冬休みなんて関係なく、デート出来たかもしれない。



子供なんて散々だよ……。



「私もサッカー部の手伝い来るから!だから大変じゃないと思います……」



上手く言えないけど…先生の力になりたいんだ。



ううん、1秒でも長く逢いたいんだ。



「それマジで言ってたのか(笑)」



「いつだって本気ですよ、私は。」



「仕方ないな。宿題と相談して来いよ?」



「はいっ!」



何だか安心する。



冬休みも逢える約束を出来たからかな?



先生、見てて!



言ったからには、私サッカー部を全力で手伝うから。
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