保健室の先生と私。



「雨に濡れてない?」



「あ、大丈夫です!傘は差してきたんで。」



「良かった。でも風邪は引くなよ。」



黙って頷くことしか出来ない。



小さな気使いがキュンキュンしすぎて…。



「あ、先生?」



「んー?」



「鼻声ですか?」



「あー…花粉症が酷くてな。」



花粉症なんだ、先生って。



「大丈夫なんですか?休まなくて。」



「保健室の先生も楽じゃないわー」



「休んでて?私がやるからっ!」



書かれてる書類を私が奪い取る。



見てみても、何が何だか分かんないけど。
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