保健室の先生と私。




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°



「梨々華、起きなさい!もう目覚ましなったでしょ!?」



翌朝になって、お母さんの大きな声で目が覚めた。


耳元で言われるから頭に響いて、うるさい……。



「んぅ……まだ……寝……る……」



娘の言葉にいっさい耳を傾けることなく、一瞬にして布団を奪い取るお母さん。


まさに鬼だわぁ……。



「ほらっ。早く起きて!遅刻しても知らないわよっ」

「ちょっ……お母さん!布団取るなんて酷い……!」



って、もうお母さん居ないし。


どんだけ行動が素早いんだ。


仕方なく体を起き上がらせると、クローゼット奥に眠っていた制服を取り出す。


制服着るの久しぶりだなー。


げっ!!スカート短くなってるー……。


まっ、ギリギリ大丈夫か。


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