保健室の先生と私。
分かってるんでしょ?
そう言ったって、私が食べないことくらい。
「あー…腹減ってきた」
「お昼まで、まだまだですよ」
「早弁したら怒られっかな?」
「ダメに決まってるでしょ」
「ハハッ。だよなぁ(笑)」
いつ告白の答えを出したら、いいんだろう。
それとも。このまま曖昧なままでいいのかな。
気まずくならなくていいのかな。
「ねぇ、梨々華ちゃん」
「はい?」
くるっとこっちに振り返った山崎先生。
それも、かなり真剣な顔。