叶わない恋は、濃い苺チョコ
ふぁぁぁー…
大きなあくび。
「金也、でかいあくびなんとかならんのか。」
私までまた、眠くなってきそうだ。
「お嬢、大丈夫やで!」
いや、心配したことなんか一度もないけれど…
でも、最近は金也は夜遅く出掛け朝方に、帰ってくることが多くなったって聞いた。
「お前。さては、女だな…」
私がそういうと、
罰が悪そうな顔をした金也が目に映った。
「図星だな。」
「い、いやぁ、お嬢真顔でそないなこと言われはると恐ろしいで」
なんて、言って部屋を出てった。
分かりやすい。