SAY hello goodbye~sugar & spice~
どこをどうしたって不釣り合い極まりなく、ひもと扱われたって仕方がないとじーは心得ていた。

じーは急いでゼミ室に駆け上がり扉を開けんとすると、ゼミ室の中ではくすくすと誰かを蔑んでいるようだった。

「でもあいつあんなデブだしさ~どのへんが魅力なのかなー?美女しか眼に映らない俺からすると理解できねーよ」

「普通に彼氏はハンサムなんでしょ~?ひもにしたってあんな貧乏人で不細工なんて嫌よねぇ」

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