SAY hello goodbye~sugar & spice~

後楽園の帰りに立ち寄った洋風の喫茶店でも、 じーはぼんやりしたままであった。

「ねぇねぇじー。あの関西弁のお兄さんちょっとだけイケメンでしたわよね!ああ…メアドくらい聞いておけば良かったあ…」

とパフェをたゆまずむしゃむしゃ食べるさやか。

その返答すら怠るほど、じーは妄想の世界に著しく傾倒していた。

【さしてハンサム!な人ではなかったけど…笑顔が可愛いらしくて、あのハスキーな関西弁と白い肌が…たまらんばい…】
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