私と無口なやつ





やっと田んぼロードに着いたよ~
ま、急ぐこともないしゆっくり行こっと


気のせいならいいんだけど何かに見られてるの、あっちの森の方かな


私の住んでる所にはでっかい森がある。
大きすぎて私は迷子になるし行こうと思ったことは無い。


でも何かに見られてる理由が分かるかもしれない



私はハラハラしながらも森の方へと向かった



でも暗くて何にも見えない
仕方ないしスマホを灯りのかわりにするかあ


よし!スマホも付いたし見てみよっと


何かに足を掴まれてる?
振り向いちゃダメな気がする、でも気になる

もういいや、ふりむいちゃえ!


振り向こうとした瞬間


う゛っ!

息が苦しい、めまいがする


『悪霊天静』


うあっ!


「ぷはー」


「おい、大丈夫か?」


「助けてくれてありがとう私は大丈夫です」


誰だろうと思い顔を見上げてみる


ここら辺で見たことない顔だ...
誰か分からないけど絶対イケメンの部類に入る人だ!


サラッサラの黒髪に青い海の様な真っ青の大きな瞳、睫毛は長くびっしり、鼻は筋の通っていてとても高い。肌はツルツルで透き通っている。身長も高く異世界の人みたい


ポカーンとしていると

「おい、聞いてたか?」


「すみません何も聞いて無いです!」

本当にごめんね!


「チッ、もう一度だけ言ってやる。よく聞け俺が許可するまで外を出歩くな」


「何で出歩いちゃダメなんですかあー!?って言うか!あなた誰ですか?」


「出歩いてはいけない理由は後からゆっくり説明する」


「仮の名前だけ教えてやる」


「俺の名は 天葉 海利(てんよう かいり)」


「ふーん天葉ね。私は白神茉侑」


「で、今からどうすればいいの?」


「俺んちで説明するから付いてこい」

は!?なんて唐突な!


「い、今から!?」


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