両手いっぱいの花束をあなたに
「じ、自分でも分からないの……。今まで、普通に話してたのに、私っ……」
何で、急に話せなくなっちゃったんだろう。
傍にいたいよ?
だけど、恥ずかしさの方が勝って、どうしようも無いんだもん。
「颯くんが特別だからじゃないか?ごく普通の反応だと思うけど」
「ふ、普通かな!?」
バンッと、私はつっくんの机に手をついて、身を乗り出す。
すると、つっくんは私の両肩に手を置いて、ゆっくりと席へ戻るように押し戻した。
「まぁ、落ち着け」
「う、うん……ごめん、つい」
今、人生最大級の難解な問題に挑んでるもので。
とうしたらいいのか、答えが見つからない。