両手いっぱいの花束をあなたに


私は、7色の恋をそんなふうに考えてる。


だから、こんな素敵な恋を予感させるプロポーズに、心が踊った。


そう、私がどうしてこんなに喜んでいるのか…。


それは、名前も顔も知らないあの人に、プロポーズされたからなのだけど…。


そう、それはちょうど9時間前。


うるさいアラームを止めて目覚めた、私の運命の日が始まった時間にまで遡る。








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