ばくだん凛ちゃん
何かが揺れている音がする。
気持ち良く寝ていたのに…。
誰だろう?
その瞬間、慌てて起きた。
しまった、完全に寝てた!
すぐに凛を見ると、相変わらずよく眠っている。
テーブルの上にあるスマホが揺れている。
手に取ると真由ちゃんから。
チラッと時計を見たら、午後10時を過ぎたところだ。
「はい」
『ごめん、透君。寝てた?』
鋭いよ、真由ちゃん。
「いや、大丈夫だけど」
『そう、良かった』
真由ちゃんがホッと息を吐いた。
『凛ちゃん、寝てる?』
「うん、かなり疲れていたみたい」
気持ちよさそうに寝続けている。
『そっか〜、起きていたらむっちゃんが会いに行きたいって言っていたから』
むっちゃん、でピンと来た。
「寝てていいならおいでよ」
明日はきっと忙しい。
話す時間もほとんどないだろう。
だから、そう言った。
『本当に?
じゃあ今から行くから!』
真由ちゃん、嬉しそうだね。
通話を切って、再び凛を見る。
変わった様子はない。
凛を見ていると常に全身チェックしているな、僕。
そうしているうちにドアをノックする音が聞こえる。
ドアを開けると真由ちゃん、そしてお腹が大きくなったむっちゃん。
「遅い時間にごめんなさい」
真由ちゃんは頭を下げる。
「どうぞ」
部屋に入るむっちゃんの様子がどこか辛そうだった。
…無理しているのかな、色々。
気持ち良く寝ていたのに…。
誰だろう?
その瞬間、慌てて起きた。
しまった、完全に寝てた!
すぐに凛を見ると、相変わらずよく眠っている。
テーブルの上にあるスマホが揺れている。
手に取ると真由ちゃんから。
チラッと時計を見たら、午後10時を過ぎたところだ。
「はい」
『ごめん、透君。寝てた?』
鋭いよ、真由ちゃん。
「いや、大丈夫だけど」
『そう、良かった』
真由ちゃんがホッと息を吐いた。
『凛ちゃん、寝てる?』
「うん、かなり疲れていたみたい」
気持ちよさそうに寝続けている。
『そっか〜、起きていたらむっちゃんが会いに行きたいって言っていたから』
むっちゃん、でピンと来た。
「寝てていいならおいでよ」
明日はきっと忙しい。
話す時間もほとんどないだろう。
だから、そう言った。
『本当に?
じゃあ今から行くから!』
真由ちゃん、嬉しそうだね。
通話を切って、再び凛を見る。
変わった様子はない。
凛を見ていると常に全身チェックしているな、僕。
そうしているうちにドアをノックする音が聞こえる。
ドアを開けると真由ちゃん、そしてお腹が大きくなったむっちゃん。
「遅い時間にごめんなさい」
真由ちゃんは頭を下げる。
「どうぞ」
部屋に入るむっちゃんの様子がどこか辛そうだった。
…無理しているのかな、色々。