ばくだん凛ちゃん
「兄さん達、困るよ。
いきなり透を訪ねるのは」
やって来たのは義父母、お兄さん夫婦。
そろそろお宮参りに行こうかと誘いに来たら、外に見慣れたオジサン達の車が停まっていて慌てて来たらしい。
「お宮参りのお祝いを渡しに来ただけだよ。
でも透が断るんだ」
いや、武伯父さん。
裏に怪しい考えがあるなら透も断りますよ。
まして凛を使うとなれば。
…やはりこの親戚達の考えにはついていけない。
「あわよくばお宮参り、付いて行こうとしてるでしょ?
何気に写真撮って、芸能事務所にでも売り込むつもりか」
至お兄さんが腕組しながらオジサン達を牽制する。
「いやいや、大学のパンフレットに使いたいだけなんだけど」
慶叔父さんの意見虚しく桃ちゃんが
「それこそ芸能事務所に頼んでモデルを回して貰ったら?
凛ちゃんは親が嫌だと言ってるんだから無理ですよ」
「いや、勿体無いよ。
こんなに可愛い子」
宏伯父さんは凛を見つめた。
「…あの。
周りで勝手に話を進めないでくれます?」
内心、イライラしている。
言わずには済まない。
「凛のお世話を一番しているのは私です。
大体、そういうのって親が付いて行かないといけないでしょ?
どうしてそんな事を勝手に?
もう、こっちは疲れてるんだから好き放題言わないでください!
早く帰って!忙しいんだから!!」
いきなり透を訪ねるのは」
やって来たのは義父母、お兄さん夫婦。
そろそろお宮参りに行こうかと誘いに来たら、外に見慣れたオジサン達の車が停まっていて慌てて来たらしい。
「お宮参りのお祝いを渡しに来ただけだよ。
でも透が断るんだ」
いや、武伯父さん。
裏に怪しい考えがあるなら透も断りますよ。
まして凛を使うとなれば。
…やはりこの親戚達の考えにはついていけない。
「あわよくばお宮参り、付いて行こうとしてるでしょ?
何気に写真撮って、芸能事務所にでも売り込むつもりか」
至お兄さんが腕組しながらオジサン達を牽制する。
「いやいや、大学のパンフレットに使いたいだけなんだけど」
慶叔父さんの意見虚しく桃ちゃんが
「それこそ芸能事務所に頼んでモデルを回して貰ったら?
凛ちゃんは親が嫌だと言ってるんだから無理ですよ」
「いや、勿体無いよ。
こんなに可愛い子」
宏伯父さんは凛を見つめた。
「…あの。
周りで勝手に話を進めないでくれます?」
内心、イライラしている。
言わずには済まない。
「凛のお世話を一番しているのは私です。
大体、そういうのって親が付いて行かないといけないでしょ?
どうしてそんな事を勝手に?
もう、こっちは疲れてるんだから好き放題言わないでください!
早く帰って!忙しいんだから!!」